他者の研究理解は自分のアイデアになる。

新しい研究アイデアが思い浮かんだ!このアイデアのソースは全て自身の脳内にある知識量に依存していると考えている。

 

まず、着想には、転用と、融合の2パターンがあると思う。

 

転用とは、

Aに対し有効であったXという方法が、 Bにも有効なのではないか?

Cを解決するために何かよい方策はないだろうか??Xが有効そうだ!

Xをそのまま当てはめて、研究がうまく進むケースである。課題の規模感が小さい場合に有効となる。

 

融合は、より高次的な発想である。

大課題となった場合、単なる転用ではイマイチ、インパクトが期待できない。また、劇的な解決策となるケースは少ない。

 

類似した課題がどのようにして、解決されてきたのかを網羅的に知ることがまず、必要である。

 

但し、大抵は、方法論の周知だけでは解決されない。

 

なにか、全く別のソースからの情報とのマッチングがおきることで、革新的なアイデアは思い浮かぶのだと思う。

 

どこの脳内情報ソースと結びつくのか、どの機会になんの理由で生じるのかは分からない。

 

以上までを考えていて思うのは、やはり、着想は脳内の情報量に依存する、ということだ。

 

自身の関連分野の方法論の理解は自然と身につく。

 

問題は別の情報ソースを持つことである。

 

最も効率的なソースは、自身の研究室の他の人の研究テーマではなかろうか。

 

根も葉もない人や論文を読むことは苦痛で仕方ないだろうが、自身の研究室の人の研究となると別である。

 

話を聞くだけではなくて、分からないことを、キッチリ調べて勉強することが大切なのであろう。

 

詳細な実験条件の話や例外的な議論のところではなく、基本概念と方法論の部分を、「自分のために」抑えていく必要がありそうである。